例えば、現在の在庫が最大である60個だとしよう。発注から入荷までに必ず2日かかり、1日に必ず20個の商品を売り上げている場合、発注数量はいくつにすればよいだろうか。
在庫数量(個) | 60/60 |
発注から入荷まで | 2日 |
売上ペース | 20個/日 |
では、在庫量をより少なくすることはできないだろうか。これを考えるには、発注から入荷までの時間と、売上ペースに注目するとよい。最大在庫数量を40個に設定すれば、2日に1度、商品を40個発注することで在庫を維持できる。
まだ改善の余地はある。発注から入庫までには2日かかるという制約はあるが、2日に1度しか発注できないという制約はない。つまり、毎日20個発注すると決めれば、最大在庫数量を20個まで減らすことができる。
これが、在庫管理の根本となる考え方だ。実際には、様々なことを考慮して、最大在庫数量や発注数量などを決定することになる。ここでは、説明を簡単にするために極端な例を示した。
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